ブラック企業勤めだった筆者が『ゾン100(アニメ)』を観たネタバレ感想【ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜】
画像引用元:dアニメストア
お世話になっております、成宮一茶です。
現在、『ゾン100(アニメ)』は7話まで放送されていますが、7話まで観ています。
このアニメ、率直に言って、かなりおもろいです!
ゾンビ系はバイオハザードなどを思い浮かべて重い物語を想像しますが、ゾン100はポップなシーンも多いです。
グロテスクな描写が筆者は苦手なのですが、そういうシーンも鮮やかなデザインでデフォルメされており、非常に観やすいです。
このブログの筆者はブラック企業勤めでありましたので、主事公とは心情が重なる部分が大分多かったです。
今回は元ブラック企業勤めの視点で、ゾン100を語っていけたらと思います。
まず、このブログの筆者の経歴について
筆者は、ある東証プライム企業に2017年4月に新卒で入社し、2021年5月で退社しました。
業務内容をお伝えすることは差し控えますが、初め研究職で、そこから人事、総務を経験しました。
福利厚生面に関しては問題ありませんでしたが、長時間労働と人間関係は劣悪なものでした。
前職を辞めた一番の理由を申しますと、先輩社員や上司からの重度のハラスメントがあったからです。
部署異動は数回経験しましたが、それらの全ての部署で悪質なハラスメントがありました。
ハラスメントの内容は、モラハラやパワハラ、セクハラなどです。
具体的な内容は暴力や殺害予告、200人の前で立たされ6時間叱られるなどの叱責、窃盗、女性先輩社員からのホテルへの無理な勧誘などです。
筆者が幹部候補として選ばれ総務に着任してもなお、それらの悪質なハラスメントが毎日のように続き、辞職しました。
本当に辛い4年間を過ごしました。
なので、ゾン100のアニメ1話を観たときは、自分のことかと思いました。
ゾン100 1話を観て苦しくなりました
ゾン100 1話では、ブラック企業に勤めて心身ともに疲れ果てた主人公がゾンビの出現により、社会生活という残酷な世界から抜け出すといった内容でした。
上司に必要以上に叱責され、目が回りながらの長時間労働の描写は、自分と重なる部分がありました。
主人公は無意識に電車に飛び込もうとするシーンもありましたが、自分も突発的にそういうことをしそうになったこともありました。
どうして自分は生きているのか?という疑問を、主人公だけでなく筆者である私も、同じことを感じていました。
ですが、ゾン100の主人公はゾンビの襲来により、その世界を抜け出すことができました。
ゾン100の主人公にとってゾンビの襲来は好機
ゾン100の世界観では多くの人々が悲しみに暮れていましたが、主人公は違いました。
むしろ、それを好機と捉え、「ゾンビになるまでにしたい100」のことを考え、実行していきます。
その姿はワクワク、キラキラしたものです。
主人公にとって、ブラック企業勤めだった時代よりも、ゾンビ襲来時の方が人生が幸せなのだと思います。
その気持ちは、筆者もすごくわかります。
おそらく、満員電車に揺られ、浮かない表情のサラリーマンたちも同じことを思う人が多いかと思います。
筆者は、その主人公の姿に憧れをもちました。
『ゾン100』では「今を生きることの大切さ」を説いているのでは?
筆者の主観ですが、『ゾン100』では「今を生きることの大切さ」を説いているのだと思います。
「ゾンビが襲来してきたと思って、明日世界が終わると思って、今本当に自分がしたいことを思う存分してみたら?」と私たちに『ゾン100』の作者は聞いているのではないでしょうか。
筆者含めてですが、多くの人は、未来のことを考えて生きています。
生徒であれば良い大学に受かるために今勉強する、良い企業に入るために大学生活に取り組む、将来何があるかわからないから貯蓄する、貯蓄するために嫌な仕事を頑張る。
未来に向けて努力することは大切なことです。
非常に素晴らしいことです。
しかし、今はどうなのでしょうか。
今は楽しめているのか。
未来は今の連続です。
今を楽しめないと、明日は楽しめない。
そういう当たり前だけれども、当たり前でない、大切なことに気付かされるのが『ゾン100』ですね。
筆者も「ゾンビになるまでにしたい100」のことを考えたいと思います。
最後に
今回は重めな感想の内容になりましたが、ゾン100は楽しいし面白いアニメです。
今自分が叶えたいことが何かに気づかせてくれる貴重なアニメだと思います。
次回以降も楽しく観ていきたいです。
他にもゲームレビューなどしておりますので、良かったらご覧ください。
ここまで、お読みいただき誠にありがとうございます。